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皆さんこんにちは!
有限会社テクノトウカイの更新担当の中西です!
~給排水・配管設備~
私たちが建物の中で水を使えるのは、給水管や給湯管、排水管などの設備が整えられているからです。
蛇口をひねれば水やお湯が出て、使用した水は排水口から流れていきます。日常生活では当たり前に感じる仕組みですが、その裏側には、配管の材料選定、接続、勾配調整、圧力管理、防水処理など、設備工事業者のさまざまな技術があります🚿
給排水設備は、建物の中でも特にトラブルが生活へ直結しやすい設備です。
わずかな漏水でも、壁や床、天井を傷める可能性があります。排水管の施工が不適切であれば、詰まり、悪臭、逆流、騒音などが発生します。
そのため、完成後に見えなくなる配管こそ、正確に施工しなければなりません。
給水設備は、水道本管から建物内へ水を引き込み、キッチン、洗面所、浴室、トイレなどへ水を届ける設備です。
小規模な住宅では、水道本管の圧力を利用して直接給水する方法があります。
一方、高層建物や大規模施設では、水を一度受水槽にため、ポンプを使って各階へ送る方式が採用されることがあります。
水を高い場所へ送るためには、十分な圧力が必要です。
しかし、水圧が強すぎると、蛇口を開けた際に水が激しく飛び出したり、配管や器具へ負担がかかったりします。
反対に水圧が弱すぎると、上層階で水が出にくくなったり、複数の場所で水を使った際に水量が不足したりします。
設備工事では、建物の高さ、配管の長さ、同時に使用する器具の数などを考え、配管の太さやポンプの能力を決めます📊
単純に太い配管を使えばよいわけではありません。
配管を必要以上に太くすると、内部に水が滞留しやすくなり、水温や水質へ影響する可能性があります。
建物の利用条件に合わせ、適切な管径を選定することが重要です。
設備工事では、使用する水の温度、圧力、設置場所などに応じて配管材料を選びます。
給水管には、樹脂管、ステンレス管、鋼管などが使用されます。給湯管には、高温に耐えられる架橋ポリエチレン管やポリブテン管、銅管などが使われることがあります。
排水管では、硬質ポリ塩化ビニル管が広く使用されています。
工場では、薬品、油、蒸気、圧縮空気などを流す配管もあり、内容物の性質に応じた材料を選ばなければなりません🏭
配管材料には、それぞれ長所と注意点があります。
樹脂管は軽く、加工しやすく、サビにくいことが特徴です。ただし、高温や紫外線、衝撃への対策が必要な場合があります。
金属管は強度がありますが、環境によっては腐食が発生する可能性があります。
異なる種類の金属を接続すると、電位差によって腐食が進む場合もあるため、絶縁継手などを使用することがあります。
材料の価格や施工性だけで決めるのではなく、耐久性、衛生性、保守性などを総合的に判断することが大切です。
配管工事で漏水が起こりやすい場所の一つが、継手や器具との接続部分です。
配管の種類によって、接着、ねじ込み、圧着、溶接、融着など、接続方法が異なります🔧
塩化ビニル管を接着する場合は、管の切断面を整え、汚れや水分を取り除き、専用の接着剤を均一に塗布します。
接着剤の量が少なければ接続強度が不足し、多すぎれば管の内部にはみ出して流れを妨げる可能性があります。
ねじ込み配管では、ねじ部にシール材を使用し、適切な力で締め付けます。
締め付けが弱ければ漏れにつながりますが、強く締めすぎると継手が割れたり、ねじ部を傷めたりすることがあります。
樹脂管の継手では、管が規定の位置まで差し込まれているかを確認します。
見た目では接続されているように見えても、差し込み不足によって、後から抜けたり漏れたりする可能性があります。
正しい工具を使用し、メーカーが定めた施工方法を守ることが、配管の安全性を高めます。
給水管は水圧によって水を送りますが、一般的な排水管は高低差を利用して水を流します。
そのため、排水管には適切な勾配が必要です📐
勾配が不足すると、排水がスムーズに流れず、汚れや固形物が管内に残りやすくなります。
反対に勾配が急すぎると、水だけが先に流れ、固形物が残って詰まりの原因になることがあります。
配管の太さや用途に合わせて勾配を設定し、水準器やレーザー測定器を使って高さを調整します。
建物の天井裏や床下では、梁や他の設備を避けながら、勾配を確保しなければなりません。
排水管は途中で自由に高さを変えにくいため、設備工事のルート調整では早い段階から位置を決める必要があります。
また、排水管には、方向を大きく変える場所や長い区間などに掃除口を設けます。
掃除口があれば、万が一詰まりが発生した際に、配管を壊さずに洗浄や異物除去を行いやすくなります。
洗面台やキッチンの下にある配管は、途中が曲がった形になっています。
この部分はトラップと呼ばれ、水をためることで下水管からの臭いや害虫が室内へ入ることを防ぎます。
トラップ内の水は封水と呼ばれます。
しかし、排水管内の圧力が変化すると、封水が吸い出されたり、逆に押し出されたりすることがあります。
封水がなくなると、下水の臭いが室内に上がってきます😷
この問題を防ぐために設けられるのが通気管です。
通気管によって排水管内の空気圧を調整し、水が流れた際に封水が失われることを防ぎます。
排水時にゴボゴボという音がする場合は、通気が不足している可能性もあります。
設備工事では、水の流れだけでなく、配管内部の空気の動きまで考えて設計・施工する必要があります。
給湯管や冷水管、屋外配管には、保温材を巻くことがあります。
給湯管を保温すると、お湯の温度低下を抑え、エネルギーの無駄を減らせます♨️
冷たい水が流れる配管では、周囲の空気中の水分が配管表面で結露することがあります。
結露水が天井や壁へ落ちると、シミ、カビ、腐食などの原因になるため、断熱材で配管を覆います。
寒冷地では、屋外の水道管が凍結し、破裂する可能性があります。
配管を断熱材で保護するほか、凍結防止ヒーターを取り付けたり、水抜き設備を設けたりします。
保温材は巻けばよいわけではなく、継手やバルブ部分に隙間ができないように施工することが重要です。
わずかな隙間から結露が発生し、内部で腐食が進む場合もあります。
給水管や給湯管の施工後には、配管内に圧力をかけて漏れがないかを確認します。
これを水圧試験や耐圧試験と呼びます💧
配管に規定の圧力をかけ、一定時間が経過しても圧力が低下しないか、継手や器具から水が漏れていないかを確認します。
壁や床を仕上げる前に試験を行うことで、不具合があった場合でも修理しやすくなります。
排水管では、水を流す通水試験や、配管を満水にして漏れを確認する試験などを行います。
試験を省略すると、完成後に壁や天井の内部で漏水が発生し、大規模な補修が必要になる可能性があります。
施工の速さだけでなく、検査まで確実に行うことが、設備工事の品質を守ります。
給排水・配管設備工事は、水を届け、使用した水を安全に排出するための重要な工事です。
水圧、配管径、材料、接続方法、排水勾配、通気、保温など、多くの要素を正しく組み合わせなければなりません。
配管の大部分は、完成すると壁や天井、床の中に隠れます。
見えなくなる前に施工状態を確認し、水圧試験や通水試験を行い、写真や記録を残すことが大切です📸
水回りのトラブルは、建物だけでなく、利用者の生活や事業活動にも大きな影響を与えます。
長期間にわたって漏れや詰まりが起こりにくい設備をつくるためには、材料の特性と水の動きを理解した、設備工事業者の専門技術が欠かせないのです。